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生産性の高いカレーの作り方

はじめに

たまにはどうでもいいことも、エッセーのように書いていこうと思います。

私は考えることが大好きで、起きている間で一人でいるときはだいたい脳内会議を繰り広げている質です。しかし考えたことを人に伝えることについてはどうしても苦手意識が勝ってしまい、いつも一人で悦に入っているだけのことが多いです。ちびまる子ちゃんに出てくる“野口さん”みたいに、きゅっきゅっきゅ…と一人でほくそ笑んでいます。

ストレングスファインダーでは「内省」がトップの気質です。偏見ですが「内省」って言葉のイメージは、とても根暗なものに思います。ひきこもり、殻に閉じこもっている、そんなことを連想させられます。

おうち大好き人間なので事実それで合っていますが、もう少し明るい「内省」になりたいなあ…と、先日誕生日を迎えた際に思いました。もう完全におばさんだし、守るものも何もないので、周囲から見て見苦しくない程度に開き直りたいです。

一人脳内会議は楽しいです。けれど誰かに分かりやすく伝える能力を鍛え、周囲の人の意見を求め人生をより建設的に過ごすために、もっと自分の内側の言葉を外に出さないとだめだ~、というのが独立してつくづく思ったことです。読書をすることも好きなので、インプットは人一倍していると思います。それに比べて、話したり書いたり、アウトプット力が圧倒的に少ない。そこを「おばさん力」で開き直り、何とかしたいのです。

カレーを作りながら、考えた。

さて私の場合、特に考え事が捗るのは、車を運転しているときや料理をしているときです。そしてそういうときは、ただひたすら思考の海に深く深く潜り込んでいます。誰かに話しかけられようものなら、(そしてそれは大抵夫なのですが)「邪魔しないで!」と怒ります。思考を邪魔されることが何より嫌なのです。

昨日の我が家の夕食はカレーでした。カレーを調理中にぼんやり考えたことをこれからまとめます。

思考を邪魔されるのはいやなのですが、その思考はいつでも論理的とは限りません。ただただとりとめなく考えているので、脈絡も何もありません。ぽわっとあることが浮かんでは、関連する(と私が感じている)ことがまたぽわっと浮かんできて、ふわふわとつながり合って七色の雲みたいになる。一見関係のないことを疎につなげ、楽しむのが私が考えることが大好きという所以です。

そんなまとまりがない考えを下地にしている文章なので、これから先は覚悟して読んでください。

調理中は結構イライラしながら作っています。愛情は?それより、イライラのスパイスが入りますね、私の場合。子どもに食べさせることを考えたら、愛情を込めたほうがいいに決まってますが、なかなかそこは母親になりきれない部分があって。恥ずかしい話です。

おもに「なんで私が作らないといけないんだ」ということに対する怒りです。

我が家は共働き家庭で、夫は会社員です。私は自由業なので時間の制約という縛りはありませんが、とはいえ仕事もプライベートもなく、休息時間を適当にとりながら常に仕事であり…24時間いくらでも仕事ができる状態。その中に、自然と家事が融合されている状態です。

自然に家事が含まれている、この状態が何よりイヤなんです。結婚後、もう少し家事の分担について話しあえばよかった、と考えても後の祭り。

家事能力については私は多能工ですが、夫は単能工です。最近の「名もなき家事」ブームを見るに、そういう家庭が、日本にはいかに多いことか。家事の生産性を考えたら、単能工に任せるよりは多能工がパッと行ってしまえばいいわけなので、ついつい妻側がやってしまうんでしょうね。


…話はまったく変わりますが(何と言ってもとりとめなく考える癖ですから)、最近読んだ本の中で、日本のIT人材がユーザー企業(一般企業)ではなくITサービス企業に多いのはなぜか、その理由についてなるほどと思いました。

日本の業務システム構築が、ITサービス企業やベンダーの提供するシステムのパッケージに合わせるのではなく、業務に合わせてシステムに追加プログラムを作りカスタマイズしていくというやり方が主流だった、というのがその背景にあるそうです。その際、追加プログラムの作成をITベンダーに任せきりにしてしまった。その方が要件定義から実装までの効率がよかったためで、結果ユーザー企業がIT人材の内製化に消極的になった。

このことは、今の『働き方改革』に対する取り組みを厳しいものにしている理由のひとつだと考えられます。

「生産性をあげる」ということを考えたとき、方向性は2つあります。1つは同じ時間で、より高い成果をあげること。そしてあと1つが、同じ成果をあげるのにより短い時間で済ませること。本来『働き方改革』が目指すのは後者の方ですが、ともすると前者の方に傾いてないでしょうか。

提供された業務パッケージでできないことをできるように追加プログラムを作るのは、仕事のやり方・過程を重視し、仕事の成果にフォーカスしないやり方と言えます。テンプレートがあるのであれば、そのテンプレートに添って時間内に創造性を発揮するのが成果を出すということだと思うのですが、テンプレートそのものから考えることが仕事だと思い込み、完成度の高さ美しさを目指してしまう人は結構いると思うのです。

そしてIT人材がユーザー企業に少ないことも、経営のIT化がなかなか進まず、生産性をあげることに苦しんでいる理由といえます。…

生産性の高いカレーの作り方

カレーを作っているとき、以上のことを頭に浮かべながら「これ(カレー作り)ってどこまでを“手作り”というのだろうか」とぼんやり考えました。

現代では、家庭においてカレーを作るときに、カレー粉やスパイスを調合して作る人は少数だと思います。実際に調べたわけではなく我が家と実家、その他数人の知人宅という限られたn数における調査ですが、カレーを作るのに大多数の家庭がカレールウを使うでしょう。

戦前には、現在のようなカレールウは存在していませんでした。日本で固形のカレールウが誕生したのは1950年のことらしいです。

ハウス食品カレーの日本史 昭和戦後

スパイスを調合してカレーを作ることが当たり前になっている人にとってみれば、野菜と肉を煮込んで最後にカレールウを鍋にぽちゃんと入れる作り方は、“手作り”と言えるのでしょうか。ご飯も、炊飯器が存在していなかった時代には「はじめちょろちょろ~」とお釜でかまど炊きしていたわけで、その当時の人からしてみれば、炊飯器のスイッチぽんでご飯が炊けても「それは”手作り”なの?」と疑問を持たれたと思います。

逆に、ご飯は一応手作り(炊飯器炊き)で、カレーはレトルト、というのはどうでしょうか。それは何だか”手作り”って言えない気がしますね。ではカレーの具である野菜が、工場でプレカットされたものは?“ぎりぎり手作り”でしょうか。“立派に手作り”でしょうか。

そもそも、“手作り”にこだわるべきでしょうか。カレー風味を味覚や嗅覚で楽しみ、空腹が満たされればよいということであれば、ココ壱番屋のカレーの方がおいしいかもしれません。

おわりに

今こそすべての日本国民に問います。「生産性の高いカレーの作り方って、何ですか?」

「生産性が高い」というのは何を問うているのか?正しい「カレーの作り方」はどうあるべきか?答え方の切り口は、いろいろあります。

百人いれば百通りの答えがある。より正解に近い答えが、時代によって、文化によって、使っている言葉によって異なる。そういう問いは、すぐに生活に役立つわけではないけれど、どうしてそのように考えるかというプロセスを分解していくと、様々な発見があります。

まとまりのないことを、落としどころもなく、当てもなく考えるのって楽しいです。正解のないことに対して、ああでもないこうでもない、と自分なりの答えを見つけにいく作業を私は愛してやみません。

昨日はイライラしながらカレーを作っていましたが、こんなどうでもいいことを考えていると、いつの間にか怒りの気持ちもどうでもよくなりました。内省、最高。

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