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テレワークで使える助成金・まとめ【2019年版】

はじめに:助成金とは?

はじめに

私の経験上、「助成金だって?いらないいらない、絶対いらない!」という社長様にはお会いしたことがありません。笑

”もらえるものならミカンの皮でももらえ”というのは、確か古畑任三郎のおばあちゃんが言ったとされる古畑家の家訓ですが、貪欲であることは決して悪いことではないと思います。

ただし、助成金は自動的にもらえるものではなく、多くの助成金は申請しないともらえません。社内でも外部関与先でも、誰か気の利いた人が「助成金がもらえそうだから、申請してみましょうか」と言ってくれればよいのですが、そんなに親切な人はさほど多く存在しません。

知らないと損してしまう【助成金情報】。

しかし実際のところ、助成金情報を知っていても支給要件が複雑に見えて、申請を断念するのは「あるある」です。

あの『支給要領』ってやつが、回りくどい言い方をしていて、そのように感じさせるのです。まるで、長い文章を読ませて混乱させて申請を断念させる目的をもって作られたかのようですものね。呪詛ってます。

読むのが誰であれ、すべての人に正確な情報を伝えるために致し方ないのは分かるのですが…。活字中毒者でもなければ、文字ばかりの情報に興奮したりはしないものです。ですから心構えとしては”ふっかつのじゅもん”を書き写して入力するつもりで、あの要領に取り組まないとだめですね。

と、ここまでが前置き。(前置き長っ!)

助成金のパターン

※ちなみに、当記事を執筆(2019年9月)時点の厚労省のHPでは、全部で72種類ありました。(名称が同じでコースが分かれるものは、そのコース別にカウント。)たくさんありますね~。ほかに経産省管轄の補助金や地方自治体独自の助成金など含めると、果てしないですね~。

たくさんの種類の助成金がありますが、ざっくりパターンをわけてみると以下のような感じになります。

A)要件別のパターン

  1. 新たに対象社員を雇うともらえる
  2. 社員教育や設備投資など、社員が働きやすい環境や制度を整えるともらえる
  3. 対象社員の給料をあげるともらえる

B)もらえる金額別のパターン

  1. 一律○○円
  2. かかった費用×一定割合(2/3、3/4など)ただし上限あり=経費助成
  3. 対象社員一人につき○○円×人数、ただし上限あり

C)申請の流れ別のパターン

  1. 狙わずにもらえるパターン(とは言っても申請しないともらえない!)
  2. 計画⇒(実行)⇒申請の手順を踏まないともらえないパターン

私の感覚でざっくり分けましたが、以上のA~Cのパターンが組み合わせられたものが大半です。

助成金に共通する注意点

  • 助成の対象となる企業規模などに要件があります。(大企業は除外/大企業ももらえるが中小企業は優遇など)
  • 申請期限までに申請しないともらえません
  • 計画が必要な助成金は、「計画」も「申請」も期限までにしないともらえません。当局での予算組みの都合上、計画の締め切りが設けられている場合がほとんど。人気のある助成金は、設定されていた締切日より早く受付を締め切ってしまいます。
  • 計画が必要な助成金は、計画どおりに進めないと支給されない。設備購入などをする場合は当局に計画を受理・認定されたあとに購入しないともらえないことがほとんど。後だしやフライングはだめ。
  • 「解雇など会社都合の離職者がいないこと」という要件があることが多い
  • 反社会的勢力でないこと。

などが主な共通点です。

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テレワークに関する助成金は?

さて、ここからがタイトル「テレワークで使える助成金【2019年版】」の本題です。

こちらの記事もどうぞ 【中小企業向け】本当に本当に無理がないテレワークの始め方

2019年9月現在で申請受付中の助成金のうち、テレワーク導入を対象としたものは主に以下4種類です。

  1. 時間外労働等改善助成金(テレワークコース)
  2. 時間外労働等改善助成金(時間外労働上限設定コース)
  3. 時間外労働等改善助成金(勤務間インターバル導入コース)
  4. 時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)
『時間外労働等改善助成金』のほか、各自治体独自の助成金などが設定されている地域もありますので、ご注意ください。

①はその名の通りで「テレワーク導入が対象になる助成金」と分かりやすいのですが、②~④もリーフレットの中をよく見てみると、テレワーク導入が対象となることが分かります。

支給対象となる取組(いずれか1つ以上を実施すること)

①労務管理担当者に対する研修

②労働者に対する研修、周知・啓発

③外部専門家によるコンサルティング

④就業規則・労使協定等の作成・変更

⑤人材確保に向けた取組

⑥労務管理用ソフトウェア、労務管理用機器、デジタル式運行記録系の導入・更新

⑦テレワーク用通信機器の導入・更新

⑧労働能率の増進に資する設備・機器等の導入・更新

↑②~④のリーフレットには共通して上記の「支給対象となる取組」が記載されています。

上記のパターンに即して分類すると①~④ともに

要件別=2、もらえる金額=1~3、申請の流れ=2、

【計画⇒(実行)⇒申請の手順を踏まないともらえないパターン】

の助成金です。助成金が出るからと先走って何かを買ったり、買った後で「これを助成金の対象にしたい」といったりしても、びた一文出ないパターンに該当します。

結論としては、どのコースを選んでも助成金の額はあまり変わらないということが言えそうです。したがって、この中で選ぶとすれば、現状と成果目標を比べて要件を満たしやすいものを選ぶのがいいでしょう。

注意)実際に申請をお考えの場合は、ず見積額など具体的な数字を使って試算してくださいね。(弊所に申請代行をご依頼の際には必ず試算します)

難易度としては③勤務間インターバル導入コースが比較的取り組みやすいと思います。勤務間インターバルを定めている会社は少なく、また、元々残業時間が少ない事業場でも助成の対象となるからです。

勤務間インターバルとは…勤務終了時間からつぎの勤務開始時間までの、仕事から離れたフリータイムのことです。現在のところ、勤務間インターバル設定に関して会社へ義務づけはされておらず、2019年施行の働き方改革関連法案で努力義務(=なるべく頑張ろう)にとどまっています。

最後に

『時間外労働等改善助成金』が設定された目的が、残業時間の上限を定めたり休日・休暇を増加させたりして長時間労働を抑制することにあります。

テレワークの導入はその手段のひとつです。

「人材さえ補充できれば、今いる社員の労働時間を減らせるのに…」と嘆いていても、今後、人材が補充される保証はないのですから、テレワークばかりでなく、RPAなどITの力を借り、知恵をしぼって業務の効率化をはかっていきたいですね。(RPAは上記支給対象となる取り組みの⑧に該当しそうですから、助成金の対象として考えていいですね)

会社としての取り組み事項が決まったら、どこまでがカバーされるかなど注意点を当局に相談しながら上手に助成金を活用していきましょう。

 

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footnote/more information

ふっかつのじゅもんとは

厚生労働省「時間外労働等改善助成金(テレワークコース)」

厚生労働省「時間外労働等改善助成金(時間外労働上限設定コース)」

厚生労働省「時間外労働等改善助成金(勤務間インターバル導入コース)」

厚生労働省「時間外労働等改善助成金(職場意識改善コース)」

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